DD50」のリストァ(Restore)
4.13mm
 13mm化にはインサイドギャーの改軌がメインと成ります。 このてのインサイドギャー(軌間:28.5mm)が現在入手難のためオリジナルのインサイドギャーを改軌する事にしました。 改軌した結果次の3箇所に問題が出るので善処しました。
4-1) ウォームギャーがスパーギャーに干渉(接触)するので径の小さいスパイク製に変更します。
4-2) 輪軸(12.5φ)のタイヤがスパーギャーに干渉(接触)するのでこの側を「非絶縁」にします。
4-3) モーター取付用の座が狭く成るのでモーター側の取り付け孔間隔を狭めます。
4-4) ブレーキシューの絶縁。
尚,インサイドギャー以外13mm化へのパーツにはスパイクモデル製を利用致しました致しました。
 
4-1) 問題:ウォームギヤの干渉。.    4-2) 問題:タイヤとスパーギヤの干渉。
 ヘリカルギャーはそのまま生かしました。  この処置でモーターへの結線は本来とは逆にります。
 
4-1) 問題:モーターの取付け。
 モーターはカツミ_エンドウ系の「V19」を採用致しました。 オリジナルのモーターと同一です。 オリジナルのモーターの2個の性能や相性が悪いので新品に交換致しました。 交換に当たって,相性(協調性)確保のためにモーターの調整を行いました。 
 
各モーターの特性調整データ。  
DV181の特性。
DV181_1 DC5V 120mA
DC12V 240mA
DV181_2 DC5V 150mA
DC12V 350mA
DD501(DV181_1) , DD502(DV181_2)
付記)
コア四隅のM2ネジの締め付け具合を調整すると騒音と供に矯正出来ました。
 ヘリカルギャーはそのまま生かします。
 
4-4) 問題:ブレーキシューの絶縁について(台車のリストァ) 
 台車はドロップ製で好ましい製品です。 但し,ブレーキシュー(制輪子)およびその周辺を一体化したエッチング抜きパーツが問題です。 このパーツは台車にネジ止めし,塗装で軟固定されているだけなので容易に動くことがあるのです。 その結果,輪軸に接触してショートを招きます。 どうしてハンダ付けしていないのか疑問です。 今回のレストァでは「ハンダ付け」する事にしました。 同時にブレーキーシリンダーを左右対称の位置になるように付け直しました。 
ブレーキシリンダーは全てこの向きで左右の別がない。  左右でブレーキシリンダーの向きが異なる。 
 
 次に目立たないのですが「端梁」と「排障器(前位台車側のみ)」を取り付けました。絶縁,非絶縁が反対に成っているのがわかると思います。 ATS車上子をもうけたかったのですが位置不明につき断念致しました。 
左:前位台車  右:後位(連結面側)台車  更に「非動力側」の台車には絶縁側に「集電子」を設けました。 
 
 
  
製作記 前書き,資料一覧 手直し箇所 LED 13mm 塗装,仕上げ 完成 図面,製作図